カローラとフィットが販売のトップを激しく争っているという。かつてはカローラのライバルといえばサニー、トヨタのライバルといえば日産だったことを考えると、隔世の感がある。トヨタと日産はいまでこそ大きな差がついてしまったが、1950〜1970年代はライバルとして激しく渡り合っていた。いや、それどころか、最初はトヨタがチャレンジャーだった。はじまりは1960年代のいわゆるBC戦争、ブルーバード、コロナの戦いである。1〜1.2Iクラスでトップを走っていたブルーバードにコロナが挑んだ。この戦いは1964年、ニューコロナの発表からはじまり、折からのマイカーブームのなかで熾烈をきわめた。結局、コロナに販売量で軍配が上がる。続いて戦いはカローラ、サニーに受けつがれる。これこそ真のマイカー戦争だったが、これまた1Iのサニーに対して1.1I、「プラス100Eの魅力」を訴えたカローラの勝利に終わる。以後、クラウン、コロナ、カローラを擁するトヨタとセドリック、ブルーバード、サニーの日産は激しくシェアを争いながら、日本のモータリゼーションを広げていく。
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