豊胸材が自己免疫性疾患を起こす

2011.03.31

国立医学図書(NationalLibraryofMedicine)編纂のコンピューター検索で、ラッペ自身が1995年に出した出版物を調べてみるといろいろなことが明らかになった。前に述べたように、彼は「医学仮説」という雑誌に載せた論文で、豊胸材が自己免疫性疾患を起こすかも知れないその機序について彼の説を発表した。シリコーン反応性の体の不調、免疫刺激と超抗原が原因となる新しい自己免疫性疾患という自信まんまんのタイトルだった。仮説とは言え、彼の説には新しい証拠は何もなかった。イギリス保健省は、豊胸材論争に関する科学的証拠を集めた1994年の報告で、ラッペの論文について、シリコーン、免疫反応性、病気の因果関係の論争点につけ加えるべきものは何もないと言明した。国立医学図書のデータベースの50余りのラッペの科学論文のうち、豊胸材のテーマを取り扱っているのはもう1編あるだけだ(その他の彼の論文は、主に遺伝スクリーニングの倫理を扱っていた)。1991年には、彼は『科学のまやかし、健康と環境への毒物の脅威(仮題)』(ChamicalDecettion、TheToxicThreattoHealthandtheEnviroment)という本を出版している。
[参考]
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