「確囚たる早婚」を選ぶ女性の共通項

2011.07.13

ハーバードビジネススクールのMBAプログラム在籍中の女子学生を調査した結果、その成長過程の環境で、いくつかの共通点を見出している。それは次の通りである。○長女○父親と仲がよく父親の仲間に加わりよく遊んでいた○本人が興味をもったことに対して家族から強い支持をえた○自分には何か特別の役目があるのだという親からの期待を子どもの頃から認識していた。これらは職業をもつ、とくに資格をもつ職業にたずさわっている女性の共通項ともいえるだろう。つまり女性がその生き方を選びとるうえで、成長過程における体験が大きくかかわっているのである。それでは「確囚たる早婚」を選ぶ女性の共通項は何か。私の考えるそれは次の通りである。○子どもの頃、「家庭」のやすらぎを渇望したが得られなかった○お金や地位という外的条件だけでは心の満足を得られないことに子どもの頃、気づいている○親からの愛に飢えていたが、そのことで親をうらんだり、自分が無価値という方向に進まず自己評価をあげることができるように自分の場をつくりつづけていた○子どもの頃、親以外のよいサポートシステムがあった親からの愛情が不足すると、自分が鮑一価値と感じることが多く。価値観をあげるために自分の外的条件(女性ならば美しさ、男性ならば学歴や地位、お金など)を高くして人からの評価を受けようとする方向に走る傾向がある。しかし、なかには。ごく少数ではあるが、家庭のやすらぎを得られないのは、自分が無価値であったり、無力なためではない、ととらえ、自己の内的な充実感を求めていくことができる人もいる。こうした少数の人たちは、A子さんもその一人だが、よいサポートシステムをもっているものだ。自分のありのままを受け入れ、安心させてくれる人がいると、自己評価が下がることはない。加えて、自分のありのままを受け入れられることが、どんなに心地良く素晴らしいものかを知り、自分自身でもそうした場をつくりたいと感じるものなのである。自分の生き方を決定する過程は、なまや優しいものではない。「確固たる早婚」は周囲から羨ましくみえるが、それを選びとる過程にはA子さんのように厳しい道程がかくされていることが多いのである。