彼はうとうとした眠りから覚めしばらくぼんやりとしていた

2012.03.23

現実の切なさが重すぎて、みんなそれを手なずけるのに往生している。ほんとは個人でする作業なのだけれど、今はとにかく誰かと一緒にいたい。そんな酒宴だった。三ヵ月後、T先生は再び入院した。そして、そのまま退院することはなかった。ぼくは病気のお見舞いが大の苦手だ。過去に、一度も行ったことはない。最初に彼が入院したときも行かなかった。再入院したときも、行くまいと思っていた。はっきりとした理由があるわけではな
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意外に見落としがちな情報セキュリティ対策

2012.04.10

PCで感染するウイルスといえば迷惑メール経由でとか、あるサイトに仕込まれていたとか、とにかくネットワーク経由だと考えがちですよね。要するに情報セキュリティの防御対策は、外部に対してだと考えがち。でも、実は危険なのは悪意のない内部の人間だったりするんです。情報を漏洩するウイルスはインターネットに接続していなくても感染を広げることがあるんです。その温床になっているのが、USBメモリ。PCに挿入した時点
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人材ビジネスに高い倫理感が求められる

2012.02.18

転職市場が限られている中で再就職活動はそもそも可能なのか、退職を家族にどう説明しどう接するのか、自分の職業能力をどう評価しアピールするのか、自分のこれまでのキャリアをどう評価し説明するのか、どう自分を売り込むのか、履歴書の書き方はどのようなものが適当か、面接にはどのような服装が適当か、薦められる面接マナーはどのようなものか、どれをとっても難しいテーマである。これらの課題の処理にあたって、専門家の支
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日々の暮らしに戻った患者さん

2012.02.08

病棟にいる限り、外来通院だけで治る患者さんとは縁がない。入る情報が重症な方にバイアスがかかることを、どうかご理解いただきたいと思います。その後、彼女は再発することなく、維持量の抗うつ剤を飲みながら、元気に暮らしているそうです。私たちは外来で診察している医師からその無事を聞き、元気でいてほしいと願うばかり。日々の暮らしに戻った患者さんは、外来が済んだら、すぐに家へ職場へとお帰りになるので、お目にかか
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自然治癒力の仕組み

2012.02.06

人間の体の中のからくりや病気が治る過程がほとんど全く分がらなかった時代から、日常経験に基づいて、生物には自然に健康を回復する「力」があることが信じられ、これを「自然治癒力」と名づけていました。これは古くからの西洋医学の概念ですが、東洋医学でも「自然良能」という言葉が用いられていました。けがをしても出血は自然に止まるし、傷口は自然にふさがるし、小さい傷の場合は傷跡も残しません。抗生剤の出現で多くの感
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